「高齢者にITの恩恵を!」 なんという心地よい響き。
まるで、選挙ポスターの公約に使えそうなコピーではないか。確かに、高齢者にとってパソコンやインターネットは難しく利用しづらく役に立たないものかもしれない。
しかし、本当にそうだろうか?あなた、試してみたの?ボクも高齢者の仲間入りをして、気分的には、20歳の成人式を迎えた若者のように、うれしい???なぜって、今までは、会社などの組織を通じて他人のために働いてきた。1つは、お客様のためで、次には経営者のためだ。
これからの活動は、ほとんど自分のためであり、これまで培ったさまざまの知識や人脈を活用して楽しむのだ。高齢者になれば、このような自分勝手な行動が許されるのだ。もちろん、社会の迷惑にならない限りという条件のもとではあるが。。。
何はともあれ、高齢者がPCやネットを使うための最大の妨害になっているのは、ユーザインターフェースだ。特にキーボードを使うのが難しい。これは、もともと、英語がベースになった入力装置を無理やり日本語に当て嵌めたもので、日本語の入力に最適かどうかはおおいに疑問だ。しかし、日本がコンピュータの利用にまい進し始めた頃は、プログラムや操作コマンドはすべて英語で、今日のように、全国民が日常的に使うようになるとは思ってもいなかったのだ。キーボードは英語のままだったけれど、ローマ字かな変換や、かな漢字変換などの画期的なソフトの登場により、英語イメージのキーボードもなかなか使いやすくなってきた。
しかし、もともとキーボードなんかと縁のなかった人にとっては、特に高齢になってから、こんなできそこないの入力装置にしがみつかないとならないのでは、パソコンやネット利用の大きな障害である。その点、ケータイは外国の入力装置でなかったので、簡潔な日本語の入力装置としてよくできている。50音というひらかなの構造とかな漢字変換という研究しつくされた機能が融合し、英語の入力よりもはるかに便利な日本語入力機器となった。今日のケータイによるネット利用の盛んになった原因の1つに、この便利な日本語入力システムがあると思う。
ところで、高齢者にとっては、ケータイ型入力にもやはり大きな抵抗がある。それでは、どうすればよいのか。高齢者にとって、手や指を使うにもだんだん不自由になってくるし、何より新しい操作を覚えるのが苦痛である。そのため、画面と連携してもっと簡単に入力する方法としてメニュー選択という方法がある。これならテレビやエアコンでよく使われているリモコンが使える。もうひとつは、タッチパネルで直接画面を指し示す方法もある。これよりさらに便利な入力装置があるとすれば、しゃべるだけ。つまり、音声認識で直接語りかけることになる。高齢者でだんだんしゃべれなくなるということも考える必要があるが、その場合は、タッチパネルで、目が見えない場合は。。。。と、その人の状況により、いろいろと機能を組み合わせてサービスを行うことになる。
当面は、健常な高齢者を対象に、その人の生活を支援するためにパソコンやネットを使いこなすことを支援したい。そのために必要な機能を選択し、ギュッと一緒に詰め込んだものが欲しい。うん、要するに高齢者ネット活用支援ツールとしてのロボットだ。こういうわけで、安価に、便利なインターフェースロボットを作ることにした。
0 件のコメント:
コメントを投稿